視聴できない場合はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=dtiLZv8rlAc
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【 2024.3.9(SAT)~3.17(SUN) 】
① 朝の部(8:30~13:00)
② 昼の部(12:30~17:30)
③ 夜の部(17:00~22:00)
※入れ替えの都合上、表記時間には前後公演との重複があります。
🐺 開催情報
開催場所 :東京都・大井町線/池上線「旗の台」近辺
所要時間 :4~5h
参加人数 :2~4人(相席の場合:2~3人)
使用ルール:Kutulu(ハウスルールあり)
※未経験・未読でも問題ありません。
"公演型TRPGとは、最高のオフラインセッションを体験できるTRPGです。"
(「いあてっぷ」公式HPより)
まだ発足したばかり(2023.9~)の、とても若い企画形態です。近年のTRPG界隈で盛んな「オンライン」や「配信」、「舞台化」の波に逆行し「対面のセッションはどれほどの高みに至れるか」を追求する取り組みだと言えるでしょう。
特にわれわれ匚丨言吾の企画は、1). 完全暗転と舞台照明を基軸とした本格的な照明表現、2). 呼応して緻密に構築された音響演出、そして3). 練り上げられた進行・演技を持ち味としています。
TRPGを初めて遊ぶ方にも、日頃から親しんでいる方にも、人生で初めての物語体験となることをお約束します。
ならばその獣には影も形も、足跡すらもなく、後ろにはただ「被害」だけが残るようだった。
◆
『コヨーテの花冠』は最小サイズの本格派シティシナリオだ。
人種差別、所得格差、ドラッグ、ロックンロール。
物語の舞台となる高級賃貸「R-101」にはアメリカの全てが詰まっている。
探偵たちは一匹のコヨーテに導かれ、街に巣食う謎を追うことになる。
やるべきことは常に明白だが、それを実行する手段はプレイヤーまかせだ。
後戻りはできない、すでに狂気は始まっている。
【 50年代西海岸 】
物語の舞台は1955年アメリカ、その西部にある地方都市トリニティタウンである。
家々は電化が進み、近頃はカラーテレビを見かける機会も増えてきた。ここがあなたのホームだ。
《 トリニティタウン 》
トリニティタウンはアメリカの西海岸、サンフランシスコの北に位置する。
古臭い常識に縛られた東部に見切りをつけた気鋭の芸術家、新鋭のロックミュージシャン、はみ出し物の劇作家らに愛され、
さらに、太平洋を渡ってきたアジアンコミュニティの文化が加わって、活気と混沌に溢れている。
この街では、大規模な犯罪こそ少ないものの、奇妙で難解な事件がひっきりなしに起きている。
《 R-101 Grand Finale 》
高所得、若者・独身者向けフラット、4階建て✕東西の2棟で高架下給水構造を持つ。
コンクリートの無機質な外壁を持ち、無慈悲な直線で構成されている。
そのデザインには賛否あり、屋根の張り出した伝統的な建築を愛する人々の評価は低いが、インスピレーションを欲する未来志向アーティストや若者には好意的に見られている。
愛称の「Grand Finale」は設計したデザイナーが、終わりつつあるジャズエイジへの皮肉をこめて、「最終幕(グランド・フィナーレ)」と呼んでいたことから定着した。
【 怪事件調査譚 】
あなたは、トリニティタウンを活動範囲とする探偵だ。
探偵を本業としているか、それとも趣味や副業として営んでいるのかは問われない。事務所への所属の有無も自由だ。
それぞれの理由から、探偵はある事件を追うことになる。
《 アンゼリカ・ソサエティ 》
探偵は、謎を愛する会員制のクラブ「アンゼリカ・ソサエティ」に所属している。
ソサエティは、1863年に「奇妙で幻想的な新しい発見を共有する」という目的で設立された。
アンゼリカという名前は、セイヨウトウキの英名に由来し、霊感やインスピレーションを意味するヴィクトリア朝時代 のこの花言葉にあやかって命名されている。
ソサエティの入会審査は厳しく、以下の条件をクリアした者だけがメンバーとなることができる。
① 有力な人物による身元の保証
② 入会に際する相当額の会費
《 調査と交渉 》
『コヨーテの花冠』は「手がかり」を持つ登場人物への聞き込み・尋問によって進行する。
そして彼らにとって「手がかり」と「他人に知られたくない秘密」は表裏一体の関係にある。
探偵は、持てる知識と洞察力を駆使してその隠し事や弱みを明らかにし、己の力で「手がかり」を奪い取らねばならない。
【 信頼できない語り手 】
あなたが得るあらゆる情報、知覚、認知には、それが真実であることを保証されない。
それらは全て、他ならぬあなたの手によって歪曲されたものである可能性を孕んでいる。
目に映ったものを信じるのか。それすらも一つの重要な選択となるだろう。
《 Kutulu 》
採用するゲームシステム「Kutulu」は、信頼できない語り手をルールに組み込んでいる点で極めて革新的だ。
大きな特徴は他にもう一つ。プレイヤーの手によるダイス判定を省く「パッシブ判定」のルールが重用されことだ。
Kutuluは、この2つのルールによってシームレスで没入度の高い物語体験を実現する。
参加にあたっては、システムに関する特段の事前知識や経験は必要ない。
《 狂気 》
「信頼できない語り手」の影響が最も大きいのが、狂気に侵された場合だ。
受け入れがたい現実との直面は、人間を容易に狂気の底へ突き落す。不都合な事柄の認知は回避され、本人にとって望ましい現実が受容される。
常軌を逸した状況に置かれた探偵は、正気と狂気の狭間に翻弄されることとなるだろう。
【 導入 】
探偵は以下の2つの導入のうち、選択した片方に参加することになる。
それぞれ最低1名の参加が必要である。
1950年代アメリカの景色をひとかけらだけお届け。